殺し屋シュウの六話目

 キスの雨を降らせた後、本人が薄いと気にしている胸に吸盤のように吸いついて、皮下出血の跡を付けてみる。
 愛の印だ。
「困るよ、シュウ……」
 美加が呻き声で言う。困らせてやたのだ。明日、美加を指名してやってきて、あわよくば携帯電話の番号を聞こうとする客に、「なあんだ、男がいるんじゃん」と失望させてやればいい。
 乳首を軽く噛み、面白いように尖ってくるそれを舌の先で押し戻してやる。美加の息がたちまち荒くなる。