北村健治はサンフォード・H・亀井というハワイ生まれの二世に頼みごとをされる。

「あのフィルムのコピーを、俺に手渡してくれ」

「あの件に関するサニーの任務は、まだ終わってないのか」

サンフォードはそのフィルムをコレクションに加えたいと言った。

彼のコレクションとは、大統領の暗殺現場でたまたま撮影されたホームビデオ

TV局の報道員たちが撮影した16ミリフィルム

さらにはナチュラルな写真など・・・。


問題のフィルムとは、当時二十三歳だった愛田美知子という日本人の女性が撮影したものだった。