女たちは二度遊ぶの、第2話目です。

”あれからもう十数年も経つが、実際なんであんな女と付き合っていたのか、自分でも未だに腑に落ちない。”

どうやら、昔付き合っていた女性の話のようです。

彼女の名前は「あかね」といいます。


”ここで彼女の父と兄の言葉も紹介したい。

”あかねの実家は、いわゆる東京の下町で小さな自動車整備工場をやっていた。彼女を送って行くと、たいてい工場には父親と五つ上のお兄さんがおり、作業着を油で真っ黒にして働いていた。


「おい!おめぇ、どこほっつき歩いてんだよ」と父親の罵声が飛んでくる。

「こいつんちに、泊まってたんだよ!」と、怒鳴り返してしまう。”


かなりガラの悪い一族のようです。


しかし、

「おめぇも大変だな。よくあんな女と付き合えるよ」

娘を無断外泊させた男に対してはやさしく対応してくれます。


実際、あかねのオヤジさんとお兄さんはいい人だったようです。

また、あかねも言葉はきついですが、かなり女性らしく、数年前にいなくなってしまった母親の代わりに、炊事や洗濯といった家の事をしっかりとこなしていっています。


なんだか、こんな家族はホントにいそうだな、と感じてしまいます。

しかも、この、言葉はキツイが、けっこう家庭的な「あかね」が魅力的に見えてきました。

これがギャップ萌えでしょうかネ?